2016年05月10日

ワルン・リバービュー(55)

ウブドのカジェン通りは、サレン王宮の西側にあるスゥエタ通りと並行して南北に走る村道。

屋敷の建ち並んだ村を抜けると、お薦めの散歩道、田んぼの広がる風景に出られる。

通り東面の家並みの裏は、スウェタ通り。

西面の裏側は渓谷。

渓谷には、カジェン通りと並行して流れる川がある。

ご存知でしたか?

西側にある宿に宿泊しないと、気がつかないかもしれませんね。

ウブドの変則十字路からウブド大通りを西(チャンプアン橋方面)に5分ほど歩くと、建物の間から視界が開ける場所が右手にあることに気づくでしょう。

あなたが立っている場所は橋の上です。

てっきり道路だと思っていたら、なんとカジェン通りの渓谷を流れる川をまたいでいたのです。

その川を写している動画を用意しました。

奥に、泉の湧くマンディ(水浴び)場が見える。

川の左手に見える建物は「ワルン・リバービュー=Warung River View」。

今回は、この店を紹介する。

カジェン通りの渓谷を流れる川に、ウブド大通りに沿ってあった川(現在、枯渇している)が交わる北西角に建つワルン。

ウブド大通りから専用の細い橋を渡って、対岸に行く。

こんなに視界の開けるロケーションのワルンが、ウブドの中心地にあることに驚くことでしょう。

長期滞在者にも意外と知られていない、穴場です。

RiverView1.jpg


「ワルン・リバービュー」は、カジェン通りにあるワヤン・ロジャー氏の経営。

ロジャー氏は「ロジャース・ホームステイ」のオーナーでもある。

私は、ロジャーのホームステイに1990年5月から1年間お世話になった。

その頃、ワルン・リバービューのある場所にはロジャーズ・ホームステイのバンガローがあった。

現在、バンガローは「ワルン・リバービュー」とSpaが併設している。

1990年代初頭、バンガローに行くには、プリルキサン美術館の崖道を廻らなければならなかった。

現在、プリルキサン美術館前は大きな駐車場になっているが、以前は、広場だった。

美術館前に行くには、広場を通り、ウブド大通りに沿ってある枯渇した川に架かる橋を渡った。

橋を渡ると、右手にチケット売り場の小屋がある。

ロジャーのバンガローに行くには、チケット売り場の前を通り右手の崖っぷちを進む。

「バンガローに行く」と言うと、美術館も入れてしまうという特権があった。

これは特権ではなくて、ただのタダ見か。

RiverView2.jpg


「ワルン・リバービュー」は、ワルン(ローカル食堂)というよりは、ツーリストをターゲットにしたレストランだ。

店舗の雰囲気同様、料理のメニューもスタッフの態度も1990年代のまま。

いいのか悪いのか。

でも、私は好きです。

「レストラン・ノマド」「カフェ・ワヤン」も、昔はそんなものだった。

そんなものと言っても理解できないでしょうから、一度「ワルン・リバービュー」の立ち寄ってみてください。

1990年代のウブドを味わえますよ。

対岸の崖にへばりつく建物の風景も、私は好きです。

メニューは、インドネシア中華料理を中心にちょっとヨーロピアンの定番。

味も定番。

参考に料金を掲載します。

★飲物:コーヒーRp15,000-/紅茶Rp20,000-/ジュース各種Rp22,000-/ビール大Rp38,000-小Rp28,000-/etc。

★食事:ミーゴレンRp37,000-/ナシゴレンRp43,000-/ナシチャンプールRp55,000-/etc

★営業時間:8.00am〜10.00pm

★Tel:0361 975 574




光が入って画面が見難くなっていますが、お許しください。



posted by ito-san at 15:33| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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