せっかく新芽が出て来たのに、鶏&イテッ(べべ=あひる)に食べられた。
豪雨で畝が流される。
散々の家庭菜園です。
種から始めているので、どんな新芽が出て来るかわからない。
雑草と若芽の見分けがつかないので、取りあえず大きくなるまで待つことにしている。
茎が真っすぐ育つのか、つる状になるのかも知らない。
どんな形状で成長するのかわからにので、これも取りあえず、添え木をしている。
成育を助けるために竹の補助棒を立てたら、トルニャン村の風葬場のようになってしまった。
※トルニャン村はバトゥール湖畔にある、古からの風習が残るバリ・アガと呼ばれる村。
風葬場には、竹で囲われた中に遺体が寝かされている。
一本の茎しか成長できなかったキュウリ。
実がひつとつきました。
「収穫は、トゲが取れてから」とイブから聞いていた。
かなり大きくなったので、収穫した。
「黄色く色好き始めてからでは、遅い」イブからチェックが入る。
トゲは自然に取れるのではないようだ。
指でこすると、トゲは簡単に取れた。
初収穫を皆に祝ってもらおうと「和食・影武者」に持って行った。
女将・由美さんのお陰で、美味しい料理に変身。
収穫が遅かったので、皮が固かったようだ。
生まれて初めて自分で育てた野菜。
チョット苦く感じたが、それでも十分に美味しかった。
12日、先週に続いて2本目を収穫。
小指ほどの小さな実ができたなと思ったら、あっという間に大きくなっていた。
2本目は、影武者に持って行かず、乱切りにして食べた。
菜園主任のBさんが、この頃、顔を出さないので、勝手に取って食べちゃった(ゴメン)。
塩もマヨネーズも何も持っていないので、そのままカジッタ。
瑞々しく、おいしかったよ。
希望は、スティックにして丸かじり。
次回はステュックにして、マヨネーズをつけよう。
それとも、スライスしてし塩もみにしようか。
オクラの実が、確認できるほど育っている。
上向きに尖って成長するのを知った。
茄子もピーマンも、順調に育ってきているようだ。
ピーマンだと思っているが、もしかするとパパイアかもしれない。
流された畝から、人参が芽を出すのを待っている。
次は、レタスに挑戦。
カマドの灰を蒔いたレタス用の畑が、さっそく雨で流されていた。
ゴム長靴もミニスーパー・マッサーズで見つけたし、園芸用ミニスコップも買った。
出来れば裸足で動き回りたいのだが、私の軟弱な足はそれを許さない。
少しは勉強して、立派に野菜を育てようとデヴィ・スリに誓った。
デヴィ・スリは、田んぼや稲の女神。
バリの大地は、ヒンドゥーの神デヴィ・スリが管理している。
ガアガア・・。
窓の向こうから、数匹のイテッの声が聞こえる。
覗いて見ると、植木鉢の若菜が消えていた。
芽が出るまでは、植木鉢に籠をかぶせて、鶏&イテッ対策は怠りなかった。
太陽に当て、雨の日は軒下に移動させた。
今日、畑に植え替える予定だった。
9苗が育っていたので、縦横3列3列で植えられる畑をおこしてある。
昨日は、雨に流されないように周囲も固め、準備も終わっていた。
断水のため、植え替えを断念した。
数週間かけて育てたレタス。
何故今!というタイミングで、イテッの群団はついばんで行った。
10匹のイテッは、美味しく食べたことだろう。
数週間の努力は、一瞬のうちに水泡と化した。
一瞬は、数秒だったろう。
以外と腹は立たなかった。
守るべき努力が不足していた私が悪いのだ。
所詮、この程度の打込み方だったというわけだ。
身体を張って、守るほどのことではない。
この場合、若菜を守るのか、イテッを守るのかも理解できないでいる。
私のこれまでの人生で、命がけで何かを守ったことはあったか?
Nathing!
自分を守ることで手一杯だった。
きっと、余裕がないのだろう。
まわりを見渡せる、心の余裕を持ちたい。
ふっ、とこんなことを考えていた。
2016年10月16日
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