2017年11月12日

久々にボケをかました!の巻(162)

先日のこと。

夜の「和食・影武者」の大テーブル。

スタッフは、すでに帰っている。

そろそろ我々常連組も、おいとましよう。

と言っても、今夜は大原さんと私だけ。

11日はクニンガン祭礼日。

前日の10日プナンパハンから「和食・影武者」は、2日間休みになる。

忘れ物のないようにと、大テーブルの周りを見渡す。

「あれあれ、スマートフォンが作業台の下に置いてあるゾ」

大原さんが、忘れ物を見つけた。

そう言えば、作業台横のコンセントに、M子さんがチャージするためにつないでいた。

M子さんは、少し前に帰っていった。

家には、まだついてないくらいの時間だ。

スマートフォンがないのに気がついて戻ってくるかな?

明日から2連休だというのを知っているはずだから、焦っているだろうな。

店が閉まってしまってからでは遅い。

その前に、連絡を取らなくては。

「電話してあげようかな?」

私の言葉に、大原さんが大声を出して笑った。

「スマートフォンを忘れたのだから、電話に出られないんだよ」

大原さんの言葉で、我にかえる。

停電だと言っているのに「何もできないから、テレビでも見て時間をつぶそう」とつぶやいた私がそこにいた。

私の年代の多くは、スマートフォンと携帯電話の違いがわからないので、とっさの時、こんなトンチンカンな会話になってしまう。

同じ年代の大原さんは、冷静だったことになる。

気がついて電話をしてくるかもしれないと思ったが、それも、スマートフォンを置き忘れたのだから掛かってくるわけがない。

ウブドに公衆電話はないし。

とりあえず、女将・由美さんに相談することにした。

「由美さん、M子さんがスマートフォンを置き忘れたんだけど、どうしよう?」

由美さんは、一瞬考えて「わかった、ラインで連絡取ってみる」

予想通りの返事が返ってきた。

私と由美さんのダブル・ボケに、大原さんは大ウケ。

「スマートフォンを忘れたんだから、ラインにも出られないんだよ」

自分の間違いを棚に置いて、鬼の首でもとったかのように、私が説明する。

さてさて、忘れ物のスマートフォンはどうしたものか。

「意外とあの人、気がついていないかもしれない。タブレットを持っているからなんとかなると思うけど、持って行ってあげて」

こうして、近所に住む私が届けることになった。

シンプルなボケで、大声で笑った夜でした。


posted by ito-san at 00:08| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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