2018年02月13日

インドネシアの銀行口座を開設(184)

私のブログを読んでくださった方から「時々、何が言いたいかわからない内容がありますね」と言われることがある。

文章がうまく書けないのは自覚しているので「そうなんですよ」と答えている。

備忘録なので自分が後から読んでわかればいい、そんなブログです。

今回も、そんな感じに仕上がりました。


預金するほどのお金は持っていないんですが、ある事情から、銀行の口座を開設することになった。

以前は、BCA=Bank Central Asiaを持っていた。

べー・チェー・アーと読む。

作ったのは、渡バリした1990年。

クタからウブドに移動する途中、デンパサールのBCAで作った。

持ち歩くには、ちょっと多額だったので預金した。

同行した知人は、渡航記念に作っていた。

あの頃は、ツーリストでも簡単に口座を開設できた。

数年前から、入金と出金がほぼ同等の生活になり、預けておく余裕がなくなった。

どうせバリにず〜と居るわけでもないしと、ATMカードと一緒に預金通帳をゴミ箱に捨てた。

預金通帳が必要になるなんて、考えてもいなかった。

近頃、ツーリストはもとより長期滞在する外国人も口座を作ることが難しくなった。

細々とでも残しておけばよかったな〜と、後悔。


説明しておかなければならない。

私は「リタイヤメント・ビザ」で滞在している。

55歳以上の外国人は、5年有効の「リタイヤメント・ビザ」が取得できる。

インドネシアで就業していない老人専用ビザだ。

1年ごとに、イミグレーションで延長の手続きができる。

「リタイヤメント・ビザ」が実施された当初は、条件にベラボウの預金と住居、使用人を数人、自家用車が必須で、年金の提示も求められた。

いつのまにか、それらはお目こぼしになり、私のようなお金をもっていない老人でも取得できるようになった。

こういう点は、インドネシアは緩くていい。

昨年末のビザ延長時に、ビザ代行業者から預金通帳と保険加入の証明書とその他1の提出を求められた。

これまで15年間、用意する必要がなかったのに、なんで今更?

担当者が変わり、裏技でごり押しは無理だと言う。

あと1週間で、ビザが切れる。

もっと早く言ってくれれば、対応できたかもしれないのに。

今からでは、間に合わない。

このままだとツーリスト・ビザかソーシャルブダヤ・ビザで取り直しになってしまう。

「書類は揃わないので、これまでと同じように、なんとかしてくれ!」私は懇願した。

延長手数料の金額が上乗せされた。

「金額は了承した、オーバースティにならないように手配してくれ!」

ビザが延長できなければ、出国しなければならない。

シンガポールへの航空券手配が必要になる。

パソコンで、エアーアジアのサイトとニラメッコ。

今なら安いチケットが買える。

宿は、現地に着いてから探せばなんとかなる。

出国日当日になって、スマートフォンにメッセージが入った。

「オーバーステイの料金、安いから大丈夫」

呑気なこと伝えてくる。

先の見えない、ウエーティングって辛いよね。

胃が痛くなるような、日々が続く。

オーバースティ2日目になって「パスポート取りに来て」だって。


冒頭に書いたある事情とは、ビザ延長時の提出書類についてのこと。

次の延長で、胃が痛くなるような思いをしたくないので、銀行口座を開設することにした。

銀行は、代行業者お勧めで「BNI=Bank Negara Indonesia」。

BNI=べー・エヌ・イーと読む。

インドネシア国営銀行だから、安心だということで勧めてくれたようだ。

必要なものは、パスポートとKITAS(私の場合はリタイヤメント・ビザ)。

パスポートは手元にあるが、残念なことにリタイヤメント・ビザが届いていない。

不備は承知で「運良く」を期待して、アパ?情報センターのワヤン君に付き添ってもらいBNIに行った。

結果は、昨年のリタイヤメント・ビザを見せてもだめだった。

「当銀行と10年以上取引のあるお客様と同伴でお越しいただければ、開設できます」と教えられた。

ワヤン君は、BNIと取引がなかった。

「ほかの銀行なら、簡単にできるよ」とワヤン君は言ってくれたが、私は代行業者のお勧めを重視した。

以前、パチュン君が日本人知人の口座開設をお手伝いしたことは知っていた。

奥様が条件を満たしている。

その知人は、ツーリスト・ビザだった。

10年以上取引のある友人が同行すれば、口座は開設できるということだ。

「親しき中にも礼儀あり」

手数をかけるので遠慮していたが、パチュン君に連絡をとると快く同行を承諾してくれた。

後日、パチュン君夫妻を伴ってBNIを訪れた。

初回入金額Rp250,000-とRp1000,000-とがあり、ATMカードは4種類。

どれも、デビット(debit)付きだった。

クレジットカードを持たない(持てない)私には、ありがたい。

これがあれば、シンガポール行きの航空券や宿の予約ができる。

もっとも諸経費の少ないカードをお願いした。

たくさんの書類に、あれこれ書き込んで、口座開設手続き終了。

一仕事終えた実感。

BNI_Taplus.jpg

預金通帳とATMカードを手にした。

早い時点でわかっていれば、通帳を取得していて、延長時のトラブルも少なかっただろうに。

保険加入の証明書については、代行業者が次回の申請の時にデンパサールの業者を紹介してくれると言っている。

その時になってみないとわからないが、とりあえず、代行業者さんに任せることにした。

労をねぎらって、3人でカキアン・ガーデンデンで祝杯。

パチュン君ご夫妻に感謝!

『テレマカシ・バニャ』



posted by ito-san at 15:43| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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