運び屋は、バリ雑貨「WAMO」の下働き・高木さん。
ゴメン、勝手に私同様の下働きにしてしまって。
水野さんは、私が名古屋に帰ると必ず世話になる旧友のひとり。
届いた土産は、カップヌードル。
中身は「ミーゴレン=Mi Goreng」。

ミーゴレンはインドネシア料理で、ナシゴレン(焼き飯)と並んで人気の高いひとしな。
ミー(Mi)は麺で、ゴレン(Goreng)は揚げる。
実際には、炒めて作る。
焼きそばと考えていいだろう。
本場バリに、なぜ日本製のミーゴレンを送ってきたか?
この疑問には、高木さんが答えてくれた。
以前、水野さんが来バリした際、世話になったバリ人に「珍しい物を送ってやる」と約束したらしい。
そのお裾分けに、私はありついたわけだ。
ミーゴレンという言葉は、日本で市民権を得ていると言う。
大きなスーパーマーケットで、インスタントのミーゴレンは販売されている。
ラベルには、インドネシア風甘辛焼きそばと書かれていた。
焼きそばは焼きそばだが、日本の焼きそばとは、ちょっと違う。
コピーに「ケチャップマニスと甘みがチリの辛みがクセになる!」とある。
ケチャップマニスって言うことば、消費者にわかるのかな?
日本でケチャップと言えばトマトケチャップのことを指すが、インドネシアでは調理用ソースのこと。
では、マニスは何?
マニスは、インドネシア語で甘いという意味。
直訳すれば、ケチャップマニスは甘いケチャップ。
色は黒で粘性が高いソースです。(参照:ウキペディア)
私は、インスタントラーメンをあまり食べない。
大学生の時に、高校からの同級生と3ヶ月食べ続けたのがいけなかったのだろう。
友人は栄養失調で入院し、私はインスタントラーメンが食べられなくなった。
50年前のインスタントラーメンの話です。
当時のインスタントラーメンと、現在のインスタントラーメンとでは、味の差は格段に進歩したと思う。
これまでにも、様々なインスタントラーメンがお土産として届いたが、今のところ、好きになるほどに味には出会っていない。
一口目はいけるかもと思うのだが、トラウマなのか、今でも完食できない。
ラーメンと焼きそばの違いがあるが、果たして、食べられるか?
水野さんからの、お裾分け。
拒むわけにはいかないだろう。
日本製とインドネシア製の食べ比べ。
開発協力インドネシア日清とある日本製。
インドネシアには、インドミー社を筆頭に、幾つかのメーカーがある。
公正をきして、インドネシアNISSINのミーゴレンを選んだ。

食べました、日本製。
1日置いて、インドネシア製を。
絶賛できるほどではないが、どちらも食べ残すほど嫌いな味ではなかった。
どちらかというと、メイドイン・インドネシアの方が少々美味しく感じたかな。
日本製88円プラス税。
インドネシア製はUFO・Rp12,000-(Rp25,000-もあったよ)。
値段の格差、これが公正ではなかったのか。
感想としては「不味くはないが好んで食べようとは思わない」でした。
水野さん、ゴメンなさい。
もらっておいて文句を言うのが、ミーの悪いところだ。
いやいや私の悪いミー。
いや麺だ、いや面だ。
あ〜メンどくさい!