2018年03月02日

ドゥリアンの季節っていつ?(188)

ドゥリアン(durian)って知ってますか?

外皮に、マッターホルンような鋭角のトゲ(ドゥリ=duri)が覆っている外見からつけられた名前のようだ。

もちろん知ってますよね。

匂い臭いと敬遠されているあれですよ。

あんなに美味しいのに、臭いからとしいたげられている果物だ。

でも、「果物の王様」とも言われている。

美味しいと言う人と、まずいと言う人とに分かれる。

臭いと言う人と、別に臭くないですよと、言う人に分かれる。

私は、美味しいと思うし、確かに匂いは強烈だが、臭いとは思わない。


イブに、ドリアンと言っても通じない時があった。

辞書でスペリングを調べて見ると「durian」と書かれてある。

英語もスペルは、durian。

もしかすると、発音は「ドゥリアン」ではないだろうか?

次に「ドゥリアン」と発音したら通じた。

それから私は、ドゥリアンと発音するようにしている。

蛇足だが、フランス語でドゥリアン=de rienと発音すると「You're welcome」と言う意味になるようだ。

durian1_1.jpg

外皮は、若いうちは灰緑色で、熟すにつれ赤茶色が強くなってくる。

大きさは1sくらいの物から、大きい物だと大人の頭ほどになる。

我が家の庭で採れるドゥリアンは、小ぶりだ。

スーパーマーケットでは、Rp25,000〜Rp50,000-で売っていると聞いた。

私は、無料で頂ける。

ドゥリアンは雨季に入ると旬になると聞いていて、そう信じていた。

バリの雨季は、11月〜4月。

11月に入っても、ドゥリアンの姿を見ない。

昨年もそうだった。

異常気象で、旬の時期が変わったのか。

2月の後半になって、我が家のドゥリアンが落ちはじめた。

もしかすると、シーズンは、この時期かもしれないと考えた。

ネットを検索してみたらちょっと、バリ島産ドリアンのシーズンは雨季の終わり頃と書かれてある。

ず〜と思い違いをしていたようだ。


落ちてくるドゥリアンは、すでに熟していて美味しい。

美味しさの見分け方はわからないので、今回は、ドゥリアンの割り方を勉強した。

床に叩きつけたり、足で踏んづけても割れるが、それでは大人気ない。

自前の斧を使いました。

写真で見ての通り、ドゥリの密集している箇所がある。

durian2.jpg

小さめのドゥリが密集しているところに斧をいれると、簡単に割れた。

durian3.jpg

いくつかの房に分かれていて、薄皮に包まれたクリーム色果肉が入っている。

durian4.jpg

一箇所割れれば、あとは、簡単に裂ける。

果肉を掴むと、形がくずれるほど柔らかい。

種をおおっている果肉にカブリつく。

生クリームのような柔らかい食感。

うまく表現できませんので、ゴメンなさい。

種を、なめるようにして食べる。

指についた果肉もシャブる。

食べだしたら、やめられない止まらない。

一房まるまる食べられるほどの好物だ。

匂いは、裂いた外皮の房に水を入れて飲むと消えると聞いている。

確かに匂いは消えるようだが、私はそんな無粋なことはしない。

私は、匂いも含めて好物だから。

種は蒸すと、栗のような味になって食べられる。

以前、バリ人の知人が「バリの栗です」と持ってきてくれたのがドゥリアンの種だった。

それ以来、食べていない。

バイクで走っていると、ドゥリアンの独特な匂いが漂ってくる。

街道に、たくさんの出店が並ぶ。

これも南国の風物詩。

ドゥリアンのシーズンは、4月まで続く。

あなたも一度、騙されたと思ってチャレンジしてみてください。

私は日々、ドゥリアンが落ちてくるのを待っている。

posted by ito-san at 17:38| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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