抜糸も終え、傷も癒えてきた。
やっと周囲にも、気が回るようになった。
プンゴセカン大通りの「The Pundi 」が、3月に新装オープンしたのは知っていた。
蓮池がなくなり、変わってプールになったのが、沿道から見える。
気になっていたが、バイク事故のため覗くことができなかった。
4月21日、大原さんのバイクに乗せてもらって取材に行った。
以前の「The Pundi 」は、中国人観光客専門のレストランだったようで、大型バスが頻繁に出入りしていた。
ライスフィールドの景観がなくなり、大型バスのウブド乗り入れ禁止で、経営転換を図ったのだろうか。
店名は「pool clab The Pundi」に変わっていた。
ウブドにも、コンクリートの打ちっ放しの店舗が出現する時代になった。
世界中が同じセンスのデザインになってきているような気がする。
これをグローバル化とすれば寂しい限りだが、これが時代の流れだ。
エメラルドグリーンのクッションは、只今、人気のアイテム。
ハヌマン通りを南下したプンゴセカン大通りの北部は、田んぼが広がる景色の美しい地域だった。
沿道からは「クブク」の宿と、その向こうの鬱蒼とした猿の森が見渡せた。
「Pundi-pundi」と「The Pundi」の間に、蓮池ができ観光客の目を楽しませてくれた時期もあった。
「クブク」の一部と「テガル・サリ」のヴィラが見える風景となる。
蓮池の向こうにあった「クブク」がなくなり、「テガル・サリ」のヴィラが増築。
「evitel」ホテルが建ち、沿道からの借景はなくなった。
私がウブドに長期滞在を初めた動機は、自然との共存が魅力的だったから。
蓮が見られる場所が、激減している。
なくした自然を取り戻すことは、容易ではない。
自然の癒しから、人工的な癒しに移行しつつあるようだ。
ウブドを訪れるツーリストの求めるものが、変わってきているように感じる。
それでも、まだまだウブドは魅力的だ。
時代時代で、それぞれの思い出があるだろう。
あなたは、どの写真の時代から、ウブドとお付き合いしているのかな?
コメント有難うございます。
お互い、いつまでもウブドを観察しましょう。