2018年06月18日

カードが吸い込まれたまま戻らない!(204)

やっとATM問題から解放された!

安心していたら、こんなところに大きな落とし穴があった。

事件は、6月14日(木)の夜9時に起こった。

「和食・影武者」に、出勤途中。

出勤と言っても働いているわけではない。

リピーターや時々私の話を聞きに訪れるツーリストに会えるのを期待して、自主的に顔を出しているにすぎない。

プンゴセカン村のガソリンスタンド内になる、ATMに立ち寄った。

明日から、イスラム教徒は連休に入る。

イスラム教徒の1ヶ月の断食(ラマダン=断食月)があけ、6月15日(金)・16日(土)はレバラン(断食明け大祭)=イドゥル・フィットリ(Idul Fitri)である。

レバランは、国民の祝祭日。

政府はレバランから1週間、休暇を取ることを奨励している。

レバラン前から休暇をとる人も多く、この時期ウブドは、インドネシア各地から旅行者が訪れる。

それは嬉しいのだが、ウブド在住のイスラム教徒も休日に入り、休みになる店も増える。

もちろん、官公庁も銀行も休みだ。

銀行が休み????

もしかすると、ATMも止まってしまうかもしれない。

止まってしまうことを考えて、少し現金を手元に残しておこうと考えた。


ATMでの現金の引き出しに、一抹の不安が残る私。

ブログに、ATMの解説ができるほどになったのに、何を恐れる。

困ったらキャンセルを押せばいいのだ。

今日で、自信を勝ち得よう。

出金ボタンの固定金額100万ルピアを押した。

心地よい音で、10万ルピアが10枚出てきた。

スムーズな出金に、この調子なら明日からも使用できるかもしれないと思う。

今日の出金は、このくらいにしておこう。

この後、画面を2度ほど間違えて押している。

私は、切り札のキャンセル・ボタンを押した。

カードが戻ってこない。

冗談でしょう?

こういう思いをしたくないから、勉強したのに!

冷静でいられなくなった。

何度もキャンセルを押し、他のボタンも闇雲に押した。

画面が「カードを入れてください」に変わった。

私のカードが出てこないのに、他のお客様のカードを入れてくださいって、どういうこと。

画面の出ている緊急連絡先の電話番号にかける。

「あなたの電話はプルサがありません」のメッセージ。

よりによってこんな時に、携帯使用料金がエンドになっている。

電話もできない。

ATMの前で、ジッ〜とカードが出て来るのを待つわけにもいかない。

銀行の支店に行けば、ガードマンがいるだろうから、相談しよう。

今にもカードが出てきそうなATMを、振り返りながらバイクにまたがる。


煌々とした電灯の明かりに照らされて、ガードマンはいた。

これで、なんとかなるだろう。

助っ人を呼んで、私のカードを救い出してくれるはずだ。

携帯電話で連絡をとってくれていたが、なかなか繋がらないようだ。

スマホを持ち出し、2台使って奮闘している。

こうしている間に、カードが出てきているかもしれない。

一度戻って、見てこようかな。

諦めの悪い自分の性格に、ウンザリする。

30分ほどして「通じない。7日後に来てくれ」と伝えられた。

ショック!

しかしこれ以上、ガードマンに望みを託せない。

もう一度、ガソリンスタンド内のATMに立ち寄ったが、カードは落ちていなかった。

7日後までは、手も足もだせないのであがきようがない。

諦めるしかない。

7日後の21日は、連休明け。

混雑が予想されるので、気が重い。

ATM症候群になっていく。

次回からは、英語を選択することにする。


posted by ito-san at 16:11| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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