2018年10月19日

その2・突然、思い立ったように小旅行(279)

アグン山の全景を左に見ながら、バリの東海岸をひたすら走る。

噴火の爪痕は、ここからは見当たらない。

山腹に立ち上る白煙は、水蒸気か山火事か、はたまたマグマが流出しているのか。

滝の看板が眼に入る。

かなり以前に行ったことのある滝だ。

滝巡りを再開した私としては、是非寄ってみたいところだ。

沿道からかなり奥まったところにあったのを思い出した。

今回は、体力的にキツイかもと判断して断念した。

テジャクラ村の中心を過ぎた。

もうここは、北海岸だ。

しばらく走ると、海岸とは反対の山側に、異彩を放つ風景が現れた。

もしかすると、これがサイモン画伯のアトリエかもしれない。

山奥にあると聞いていたので、違うかもしれない。

しかし、雰囲気はサイモン・テーストだ。

名前も「ART ZOO」。

ウブドにあったサイモン・ギャラリー・スタジオ(Symon Gallery Studio)にも「ART ZOO」と付いていた。

アメリカ人のサイモン画伯は、1972年からバリに住み始めた。

私が滞在始めた時には、すでにサイモン画伯のギャラリーはチャンプアンにあった。

騒音と車の汚染に犯され始めたウブドを見限って、移動したと聞いている。

見学は次回の楽しみに取っておくことにした。




湧き水のプールがあるイエ・サニ(Yeh Sanih)前で、バイクを止めた。

もうここまで来れば、県都シンガラジャも近い。

昼食にしよう。

プールには、以前、入ったことがある。

併設のホテルに宿泊したこともある。

プールを覗くと、平日ということもあるだろう、お客の姿がない。

寂れた感じが漂っている。

元気を吸い取られそうで、道を隔てた2階にあるレストランに入った。

ここも寂れていた。

チキン・カレーを注文した。


今夜は、シンガラジャ泊。

宿は、昔々、インドネシア製の映画製作に出演した時に、ロケで宿泊した「Duta Karya」と決めている。

看板にはホテルとあるが、私的には商人宿(一泊Rp 120,000-/扇風機付き)の範疇だ。

Duta Karya1.jpg

Duta Karya2.jpg

Duta Karya3.jpg

Duta Karya4.jpg

■映画の話は「映画「Puputan Margarana」出演(18)」に書いてある。
2013年08月17日「映画「Puputan Margarana」出演(18)」http://itosan-ubud.seesaa.net/article/372195948.html
2013年12月05日「映画出演の続き・その壱(30)http://itosan-ubud.seesaa.net/article/381958239.html
2013年12月10日「映画出演の続き・その弐(31)http://itosan-ubud.seesaa.net/article/382353561.html
2013年12月12日「映画出演の続き・その参(32)http://itosan-ubud.seesaa.net/article/382523379.html


宿のシャワーで汗を流して、ひと休みのあと、バイクで街に出る。

一方通行が多いので、たびたび迷子になったが、ちいさな街なのでなんとかなる。

前回訪問の時に入った映画館は、ショッピング・センターに変わっていた。

オランダ植民地時代の建物が残る旧港は今、市民の憩いの広場になっていて、夜は夕涼みの人々が集まっている。

ローカル向けと思われるお洒落なレストランが増えている。

そんな一件で、夕食をとった。


中国寺院.jpg
旧港近くにある中国寺院


さてさて、明日からの予定だが。

この調子で走ると、明日にはウブドについてしまう。

予定を変更して、いっその事、ジャワ島東部の街・バニュワンギまで足を伸ばしてしまおうか。

実は出発前に、バリ島一周にするかバニュワンギに行くが悩んでいた。

ガイドブックも荷物を持ってきていないが、なんとかなるだろう。


★続く


posted by ito-san at 16:50| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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