2018年11月07日

その5・突然、思い立ったように小旅行(282)

バニュワンギ市内観光は夕方からにして、まずはツーリングに出発だ。

どうせ走るなら「イジェン火口湖」の近くまで、行ってみたい。

目と鼻の先に「イジェン火口湖」が存在すると思うと、行ってみたい衝動にかられる。

一抹の期待を抱いているが、条件が揃えば登ってみようと目論んでいる。

観光案内所やツアー会社を探すが、見つからない。

「地球の歩きかた・インドネシア編」を持ってきていないのが、悔やまれる。

「Ijen=イジェン」の看板は、いたるところに目にする。

道案内の表示もある。

看板に誘導されて行くことにした。

イジェンへは、バニュワンギの中心部か国道3号線を逸れて、山側に向かう一本道。

Merapi山とRuang山の間を縫って走る道。

迷うことはないだろう。

イジェン火口湖は、ムラピ山西側のイジェン山にある。

幾つかの村を通り過ぎた。

登山道入口に近づいたのだろうか、宿を見かけるようになった。

登る時には、このあたりで宿を探そう。

すでに次回は「イジェン山」に、登るつもりになっている。

ブルーファイア見学は興味が失せたので、サンライズとイジェン火口湖を見るだけで充分だ。

道の途中で、崖崩れを起こしているところがある。

何カ所かで修復工事をしていた。

ガイドブックには、バニュワンギ市内から登山道入口まで車で1時間ほどと書いてあったと記憶する。

私の乗るバイクはオートマチックのスクター「ホンダ・スクーピー=Scooby」。

車よりは、時間が掛かるだろう。

すでに1時間は走っている。

登山道入口が見つからなかったとしても、1時間半走れば、高原のホテル「イジェン・リゾート&ヴィラス」に到着するはずだ。

ホテルで一服しよう。

昼3時を過ぎると森は深くなり、山間の道は左右から樹木が覆いかぶさってくる。

薄く霧が立ち込め、肌寒い。

帰路を考えると、この先に進むのは危険だ。

まさかとは思うが、山中の追い剥ぎも怖い。

進むのを諦め、引き返すことにした。

イジェン山のサンライズ・トレッキングは、準備を整えてチャレンジすることにしよう。


ホテルに帰る前に、バイクで街を流した。

シンガラジャと同じ規模の街を、想像して貰えばいいだろう。

と言っても、シンガラジャがどんな規模かわからないか?

カラフルな風景が、視界に入った。

それは、小さな川の両岸に施された彩色だった。

橋から見えるバラックが、ペイントされている。

川沿いにウッドデッキが張り巡らされ、回遊できるようになっていた。

スラム街に、こんな施している国が増えていると聞いている。

見られては困るものに蓋をしよう、という政策。

生活している人々は、どんな気持ちなんだろう。

lohkanti.jpg

ここから、ホテルは近かった。

一方通行が多くて、何度も同じ道を通っている。

大きなマスジット(モスク)がランドマークになっていて、ホテルを探すのは容易だった。




ホテルに帰ってスマートホンを見ると、

フェイスブックに、10日早朝の地震について知人がコメントしていた。

震源地は、東部ジャワ島。

バニワンギの北方で、意外と近いところだった。

街を徘徊したところでは、地震の被害は見当たらなかった。


夕食は歩いて行ける「レストラン」にした。

バイクで流した時に見つけておいた、今風のレストラン。

何を食べたか覚えていないが、コーヒーは美味しかった。

SrengengeWetan.jpg

もう一泊して、バリに戻ることにした。

明日は1日、バニュワンギ市内観光と町歩きだ。

★続く



posted by ito-san at 16:37| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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