2019年03月08日

ニュピ @ナギ村の奇祭!(299)

30年目にして、初めて眼にしたした情報。

「アパ?情報センター」のフェイスブックにアップされていた。

この頃は、ネットで様々な情報をキャッチすることができで便利だ。

ニュピ前夜、ウブドの北に位置するナギ村で、火を使って戦う儀礼があるという情報。

今年(2019年)のニュピは、西暦の3月7日にあたる。

ニュピは、サコ暦(1941年)の最大祭礼日。

前日は、各村では悪霊払いがある。

夜には、オゴホゴ神輿の行列が繰り出す。

ナギ村の奇祭は、情報では午後6時開始と載っている。

こんな奇祭を見逃す手はない。

是非、観ておきたい。

私に次回のチャンスは、ないかもしれない。


3月6日・ニュピ前日

午後3時頃から雨が降り始めた。

我が家からナギ村までは、バイクで15分以内に着けるはず。

開始30分前には、会場に到着していたい。

各村でオゴホゴ神輿の出陣準備で、道路が封鎖されていることが多い。

5時には、家を出たいと考えていたが、雨は降り止まない。

5時30分になっても、降り続いている。

あきめて、部屋でノンビリ過ごすことにした。

6時近くになって、小降りになってき。

これは止むかもしれない。

開始時間は、雨待ちで遅れているだろう。

道路封鎖がされる前に、とりあえず、ナギ村に行ってみようと思い立つ。

小雨の降る中、雨合羽をカブって出かけた。


北部に隣接するジュンジュンガン村、プトゥル村、クトゥ村を避けて、ウブド大通りを通った方が渋滞は少ないだろう。

タマン村の通りには、巨大なオゴホゴ神輿が若者たちと出陣を待っていた。

アンドン交差点を左折して、テガララン方面に向かう。

ホテル「Kamandalu」の看板のある道を右折すれば、ナギ村だ。

200メートルほど先に、二股に分かれる道がある。

左手に進めば「Kamandalu」「Vaiceroy」などの宿泊施設がある。

右手には寺院とワンティラン(集会場)がある、ナギ村集落の入口だ。

道路左側にある広場に、バイクを止めさせてもらう。


時計は、午後6時15分。

大小のオゴホゴが数体、ワンティランの中と周りに並んでいる。

奇祭はどこでおこなわれるか、わからない。

雨を避けて、集落入口の小屋に腰掛けて待つことにした。

正装の村人が三々五々集まって来る。

観光客の姿は、少ない。

村の警備員が、小屋に溜まりだした。

そのうちに一人が「ワンティランで待つと、いいよ。儀礼は、あそこで行われるから」と教えてくれた。

この小屋、今日は警備員が張り込む場所なもかもしれない。

私は、その場を離れてワンティランに向かう。

まだ、小雨は降り続いている。


ワンティラン前の小さな広場に、椰子殻の山が2箇所作られた。

火のついた椰子殻をこの距離から投げ合うのか。

かなり危険だが、傍観者としては興味深い。

中高生くらいの娘たちによる、踊りが始まった。

新作と思わせる、舞踊だ。

スマホのバッテリーがなくなっていて、開始時間は確認できない。

雨は上がっていた。

近くのホテルの宿泊客だろう、見物人に多くの観光客の姿が見える。

娘たちと同年代だと思われる青年が混じり、ケチャ舞踊が演じられた。

こちらも、モダンな振り付けだ。

娘たちが下がると、椰子殻の山に火がつけられた。

上半身裸のケチャ軍団だった青年たちが、火のついた椰子殻を両手に持って飛び跳ねる。

いきなり、一対一で火のついた椰子殻をぶつけ合う。

両陣営で投げ合う団体競技かと思っていたので、度肝を抜かれた。

火の粉が飛ぶ。

熱くないのか?

目の前で繰り広げられる、火祭り。

なぜか微笑ましく、感じたのはなぜだろう。

詳細は、省きます。

あとは動画でお楽しみください。




posted by ito-san at 16:25| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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