乗り物はドッカルだけ。
そんなことで、バイクは持ち込めない。
バングサル港周辺には、以前にはなかったバイク預かり場が何件も営業している。
預かり場は、雨風、直射日光の防げる屋根付き。
私は埠頭に近い預かり場にスクーピーを入れた。
空き地にスレート屋根を葺いた簡単な作りだ。
預かり料は、後払いで一泊Rp10,000-。
バイクを預け、船着き場に急ぐ。
駐バイク場とバイクの数を見て、かなりの乗船客がいることがわかる。
ギリ・アイル(Giri Air)行きは、高速艇の桟橋から離れた、港の北の端にある。
もしかしたら、虐げられている?
浜辺に小舟が数隻係留されている。
乗客が満員にならないと聞いていたので、長時間待つことを覚悟していたが、人気が出たのか一時間おきに小舟はでていた。
料金Rp12,000-。
運に導きられたようで、ギリ・アイルに立ち寄ることにした。
待つこと5分で乗船。
砂浜から直接乗るのは、昔と変わらなかった。
すっかり忘れていて、スニーカーは濡れてしまった。
10時25分、出航。
20分で、ギリ・アイル到着。
ギリ・アイルは、想像していたより開発されていた。
島の中心に向かってあてどもなく歩き、竹塀の宿の門をくぐった。
宿の名前は「FABIAN HOMESTAY」。
部屋数は、2つ。
料金は、一泊Rp150,000-。
チェックインのできる時間には、まだ早かった。
時間潰しに港付近を散策。
ついでにワルンで昼食。
宿に戻ると、部屋は清潔に整頓されていた。
リュックを下ろし、ベッドで横になる。
ホットシャワーでマンディを終え、島で唯一の観光であるサンセットを拝みに出かける。
宿の主人に「島を一周するドッカル(馬車)のチャーター代はRp250,000-と高いので、自転車がいいよ」とすすめられた。
私の体力で、可能な行程だということか?
レンタ・サイクル屋で、所用時間を聞くと「早くて一時間、ゆっくりで2時間」と教えられた。
料金Rp40,000-。
サンセットに間に合うには、ゆっくり走ってはおられない。
急いで走った。
砂地の道が多く、自転車を引いて歩くことの方が多い。
思ったより大変なサイクリングだ。
この砂地を抜ければ楽になると、言い聞かせ先を急いだ。
小舟の停泊する港が見えてきた。
島の反対側にも港があったのか? と疑問。
違う、レンタ・サイクルのオフィスの前を通り過ぎていたのだ。
サンセットヴューの見えるレストランに戻り、座り込む。
胸につけたアクション・カメラは、私の手元と道路しか写っていなかった。
一生懸命走ったので、カメラが下を向いてしまったのだろう。
悔しいので、そんな動画もアップしておいた。
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