2020年12月25日

リンディックを習う(357)

ウブドを訪れた当初から気になっていた、竹の楽器。

ホテル、レストランなどから聴こえてくる、心地よい音色。

時には、二人ひと組の生演奏も聴ける。

名称をティンクレックと聞いていたが、今回、習うことになって先生に聞くと「リンディック」だと教えてくれた。

一台の単体の場合はティンクレックと呼んでもいいが、二台以上になるとガムラン・リンディックと呼ばれるらしい。

ガムラン・リンディックには、スリン(縦笛)も含まれる。

どうして習うことにしたか、と言うと。

コロナ禍で心に波風が立ち始めた時に、リンディックの澄んだ音色を聞いた。

聴けば聴くほど、心の落ち着く。

私には、絶対に演奏できない楽器だと思っているが、コロナの終息が不透明なこの時期。

自主自粛で有り余る時間のある、この機会に習ってみようと思った。

演奏できれば、将来、役に立つような気もしている。

幸い私はバリにいるので、音に関しては、気兼ねなく練習できる。

日本では、近所迷惑も考えて四六時中叩くわけにはいかないだろう。


青銅ガムランは、数種類のパートに分かれていて、楽器の数が多い。

リンディックは、二人がベストだが、一人でも演奏できるところが利点。

青銅ガムランより、音は小さく、楽器も軽い。

楽器を手に入れるにしても、青銅ガムランに比べれば格段に安い点もいい。


少しづつ進歩しているところ動画で残しました。

私も習ってみようと思っている人に参考になるのではないかと、アップしました。


始めるにあたって。(2020/11/24)




カデッ先生の見本。(一週間後)




黙々と自主練! (二週間後)

一向に、進歩が見られない。

奇跡を待っている。

まずは、楽器に慣れることですね。




練習方法を考えた。(三週間後)

弾みが良くて、聴き取りやすい音の出る竹筒で叩いたらどうか?

とにかく、左右の手で、別々のリズムが取れるようになればいいのだから。

「結果はこれ」と言いながら、左手は違うところを叩いている。

少しずつ、左手のリズムができるようになってきてる気がしませんか?




基礎の基礎は、教授した。(一ヶ月後)

あとは、習得するだけ。

当分、このフレーズを叩き続けるのじゃ!




《 友人達からの励ましとアドバイス 》

Kさん
左右で違う事をやっている、と思うとさすがに厳しいですよね。
ひとつのリズ厶、そしてメロディを両手に分けて演じる。
私の脳みそは、こっちの方が理解しやすいみたいです。
それにしても、素晴らしいです。
楽しまれて下さいね。

Nさん
右手のコテカン部分を口で歌ってみて、それに左手を合わせてみれば?
ガムランは体でビートを刻めないと、コテカンに引きずられちゃいがちなんです。
拍がめちゃ大事です。
家でも、口ずさみながらテーブルを叩けば練習になると思います。
頭じゃなく体で覚えましょ!
音楽は「音を楽しむ」ですから、楽しむのが基本。

Mさん
右と左のフレーズの重なり方、コンビネーションを噛み締めながら、丁寧に、ものすごく、ゆっくりやってみてください。今の段階で早いスピードは、スピード違反!Let`s Try!


posted by ito-san at 19:31| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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