ご存知の通り、ワルンは、インドネシア語で食堂のこと。
バハギア(bahagia)は、ハッピーとい名前のワルン(warung)です。
「しあわせ食堂」なんて、ほんわかしたネーミング。
場所は、ウブドを南北に走るハヌマン通りから続くプンゴセカン通りで、ガソリンスタンドのあるT字路を20メートルほど南下した左手(東側)にある。
この界隈で、美味しいと評判のワルン。
ワルンには、数種類の料理のメニューがあって注文するタイプと、一品の専門店がある。
専門店は、たとえばバビ・グリン(豚の丸焼き)、サテ・イカン(魚肉つくねの串焼き)、サテ・カンビン(ヤギ肉の串焼き)、イガ・バカール(豚の胸肉焼き)、ミー・バッソ(肉団子入りスープ麺)、ナシ・チャンプール(おかずが数種類入ったご飯)などのセットメニューだ。
バハギアは、ナシ・チャンプール専門店だ
専門店は、黙って座ると料理が出てくるという手品のようなシステム。
もっとも、アイ・コンタクトは必要。
もちろん、声を出して注文してもいいです。
メニューを用意してあるワルンがあるが、これはツーリスト向けに対応している店だ。
値段は、現地の人より高くなる。
メニューが出てきた段階で、これは差別されていると思ってよい。
通常、メニューはなくて、暗黙の定価がある。
ナシ・チャンプールは、レストランではRp50,000-ほどだが、ワルンではRp30,000-が相場だろう。
片言でもインドネシア語かバリ語が話せたり、常連ともなれば現地価格。
小盛りにしたいときは、ガラスケースの前に立って、欲しいおかずを指さす。
低価格にしたいのなら、1万ルピア分とか1.5万ルピア分とか告げるとよい。
現地の人は、金額を告げる方法を取っているようだ。
私は、低価格の注文方法が、なぜか苦手なんです。
人には、オススメしているのですが、自分はできない。
なんででしょうね。
30年間、黙って座るお任せメニューで過ごしてきたせいか、それとも私の性格か。
性格だとして考えられるのは、お金をことを口に出すことを卑しいと考えている節がある。
1万ルピア(77円ほど)が少額だからだろうか?
貧乏人なのに、なぜかこんなところに拘っている。
そんなことだから、いつまでたっても質素な生活をしているのだろう。
貧しいからといって、困っているわけではありませんが。
巷で注目されているミニマニスト実践者です。
*ミニマリストとは、不要な持ちものを減らして自分に必要な最小限のものだけで暮らす人のことを指します。
「ミニマル:minimal、最小限の」という言葉から派生したと言われています。
(Googleで検索)
この頃、「ワルン・バハギア」を利用することが多くなった。
理由は、コロナ禍の活動制限で「和食・影武者」での店内飲食ができなくなったからだ。
昼ごはんはあまり食欲がないので、小盛りにしたい。
私は、おかずの入ったガラスケースの横に立った。
ガラスケースには、ミーゴレン(焼きそば)がある。
私は、ミーゴレンが入ったナシ・チャンプールが好きだ。
「1万ルピア分」と言えず、指差し注文。
ミーゴレン、鶏肉、サテ(串焼き)二本と指差していく。
金額は聞いていない。
ごちそうさまで、美味しくいただきました。
会計は、くしくも1万ルピアだった。
プラス、テ・パナス(暖かい紅茶)のRp3,000-。
コロナが終息し、ウブドを訪れることができるようなった暁には、是非お立ち寄りください。
2021年08月11日
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