ワルン・ビアビアが、今年9月に20周年を迎える。
ゴータマ通りにオープンしたのは、2002年のこと。
モンキフォレスト通りとハヌマン通りに挟まれたゴータマ通りは、デヴィシータ通りで交差するが、その先は鬱蒼とした森と竹林だった。
ビアビアは、デヴィシータ通りまでの250mほどの屋敷町にある。
当時は、ウブドの老舗ワルン「デワ・ワルン」しかなかった寂しい通り。
観光客が通るのも珍しいほどの場所のため、地代は安かった。
当時の誰もが、繁華な通りに変貌するとは考えなかっただろう。
年を重ねるごとに、観光客が溢れる人気スポットとなっていった。
車がすれ違うことのできない狭い通りのため全面駐車禁止、時間帯で遊歩道になる(バイクはOK)。
家賃は年々、高騰していく。
初代オーナーは、Sさん。
ウブドで知り合った日本人で、縁があって私がデザインをさせてもらった。
メニューはバリ家庭料理。
家庭料理なら、プロの料理人を雇わなくてもバリ人
Sさんは、契約期間の10年間経営に携わった。
10年目に、現在のオーナーN君に譲った。
N君は、店のデザインを気に入っていて、できるだけ原型のまま使ってくれている。
Sさんは飲食店経営は素人、私もほ素人同然の経験しかないが、N君は経験者としてのノウハウを持っていた。
今では、ウブドの老舗ワルンとしてのポジションを確保している。
20周年のアニバーサリーを迎えられるのは、N君の努力の賜物だ。
私の思い入れのある店なので、いつも気にかけている店です。
今回は、そんなビアビアの思い入れの部分を写真におさめて、解説したいと思います。
エントランスの壁には、ガネーシャ像を安置。
壁の裏は、バリの台所を模して、上にはアンティックを飾った。
敷地に立っていた木を使った手すり。
トイレの間仕切りに、手作りの半円タイルをレイアウト。
枝も敷地にあった木から。
壁面にグルリと一周するように貼られた陶版に、記憶はありますか?
20年近く前、当時、ウブドにあった店&滞在者&旅行者に、お願いして彫ってもらった陶版です。
メモリープレートとして、リピーターに喜んでいるもらえるとかと考え、作りました。
硬くなる前に彫った物、硬くなってから彫った物、それぞれに趣があって傑作です。
私が彫った物も数点あります。
知った名前は、ありましたか?
それとも、あなたの陶版があったりして。
ジックリとご覧ください!
水草アタで編んだ、手作りランプもいいでしょう!
2022年03月25日
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