2022年12月26日

ボナ村郊外のカフェ「Bono Coffee」の人気の理由を考える(478)

みなさんは「和るん・あんかさ」をご存知でしょうか?

(*私のブログを読んでいる人は、ウブド好きと決めつけて書いています)

旧店名は「カフェ・アンカサ」(1997年4月21日開店)で、初店はスゥエタ通りにありました。

その後、モンキーフォレスト通りに移転し、現在はコロナの蔓延で閉店を余儀なくされた。

店主コテツちゃんは、現在日本に帰国していますが、近い将来にウブドに戻り「あんかさ」を再開したいと語っている。

再開したいと言っても、そう簡単にはいかないだろう。

ウブドは現在、商売に好条件と考えられる場所は、借地、家賃が高騰している。

コロナ禍で値下がりするだろうと思われたが、まったくその気配はない。

戻って来る頃には、さらに高騰していると考えられる。

コテツちゃんの懐具合では、多額の投資はできない。

繁華街や幹線道路沿いの出店は、計画を改めたほうがよいだろう。

では、どこで店舗を確保するか。

アンカサの初期のターゲットは、ツーリストだった。

後期には、ドメスティックも来店するようになる。

ツーリストがまったく入国できなかったコロナ禍で、島内にいるインドネシア人とバリ人を顧客に持つ商売は成り立っていた。

ツーリストターゲットのレストランやブティック、コスメや雑貨などのビジネスは全滅。

インドネシアも裕福になったようで、ドメスティックの消費指数も高くなってきている。

顧客をドメスティックに絞り、ツーリストはおまけと考えよう。

こんな背景から、不便な場所でも、大繁盛はなくても、そこそこの売上が望めるのではないだろうか。

家賃などの経費が安くなれば、採算ラインも低く見積もれるのではないだろうか。

そして、ソーシャルメディアで拡散される今、条件の悪い場所はない。

悪いと思われる条件を、好条件に転化することができるのがソーシャルメディアの力でもある。


今回は、「Bono Coffee」を例にして、繁盛する条件を考察してみたい。

「Bono Coffee」は、ボノ村の郊外にある。

ガイドブックなどでBonaと明記されますが、バリ人はBonoと発音します。

後ろにつくaは、オと発音するようです。

ボナ村はウブドから車で30分ほど。

竹製家具の生産地として知られている村。

なぜ竹細工の村になったかは、謎のひとつです。


ボナ村の郊外にあるカフェにふらっと立ち寄った。

田んぼの中の一軒屋。
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外観は、立ち寄る要因のひとつだ。
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これは「居酒屋・影武者」開店時と同じ条件だ。

プンゴセカン村の田んぼの中に、日本食レストランを開店したのは、1992年のこと。

看板には、2021年の開店とある。
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コロナ禍、真っ只中での開店だ。

ファサードは、ウブドでも見られるガラス張り黒色鉄格子がフロントに使われている。
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田舎にしては、新しいデザインだったので目立った。

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奥には、オープンエアーのサンセットビュー。
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ローカル・ターゲットなので、価格にお得感あり。

ミーゴレンRp18,000-。ドリップコーヒーRp18,000-


●流行る要因の考察結果です。

*待ち合わせに便利な場所。

*説明しやすい場所。

この頃、スマホで連絡を取る人が多いので、この二点が重要だろう。

posted by ito-san at 02:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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