毎日が日曜日の旅行者の私には、日曜日は特別の日ではない。
久しぶりの晴天だから外出しようと思うのだが、ウブド中心部への道路は混んでいることが予想できる。
自動車渋滞を避けたいので、愛スクター・スクーピーの方角を郊外に向けた。
この頃、お気に入りの村・ニュークニン村の対岸のシンガクルタ村ジュクパク集落(Singakerta Banjar Jukutpaku)に行こう。
先日見つけて、気になっているカフェに立ち寄ることにした。
セメント仕上げのグレーの壁と黒に塗られた窓枠と什器が、田舎の村には不釣り合いだなと感じたカフェ。
軒を連ねたワルンとは異質で、通りすがりの人には目に止まるだろう。
近年、ウブド近郊で流行りのデザイン。
日本で店舗デザイナーだった私は、こんなことに気を止める。
店の名前は「Jaya Coffee Roasters」。
店前にあるシンガクルタ村ダラム寺院がランドマーク的役割をして、場所を説明するのに格好の目印となる。

以前は、ホテル・スアルティの西隣、現在レストラン・Cilantro Ubudのあるところで営業していたと聞いた。
オーナーは、ブレレン出身。
モダンな店内


コーヒー専門店なので、食事メニューがないんですよ。

コーヒーカップに油が付着すると味が落ちる信じているコーヒー愛好家の私には、メニューに油を使用する料理がないと安心する。
アイスコーヒーは日本人好みの飲み物なので、メニューにはICE JAPANESEと書かれている。
世界中がエスプレッソ・マシンに征圧されていて、ドリップでサービスしてくれる店を探すのが一苦労。
エスプレッソは邪道だと信じている私は、ドリップ派。
この店では、ドリップコーヒーをV60と呼ぶようです。
V60は、円錐形ドリッパーのVの字、角度60°であることから付いたとさ。
メニューの呼び名も、世の中の変動と共に変わっていくようですね。
コーヒーは、インドネシア産の5種類ありました。

アチェ(GAYO TAKENGON)
イジェン(JAVA IJEN RAUNG)
バリ(BALI KINTAMANI)
トラジャ(TORAJA PULU PULU)
フローレス(FLORES BAJAWA)
2022年11月15日と16日にバリ島で開催されたG20サミットの代表団へのお土産として、当店のコーヒーが配られたそうです。
この日は、行ってみたい地域のイジェン産を頼んでみた。

私には、うまく説明ができませんが、好きな味でした。
岡本太郎の芸術は爆発だ!を読みながらコーヒーブレイク