2023年08月09日
ボナ村のケチャ(Cak BONA)、復活物語が始まった!(513)
公演会場は、ボナ村プセ寺院前道路
ウブドの南約6キロ、車で15分ほどの地点にある、竹細工の村として知られているボナ村。
ボナ村は、1930年代ウブド在住のドイツ人画家ヴァルター・シュピース(Walter Spies)の創作舞踊「ケチャ」をパフォーマンスした村。
1960年から、満月暗月の定期公演が開催され、ケチャの村として有名になる。
1986年10月12日、毎夜公演(2会場で交代制)が始まる。
ウブド観光案内所「ビナウィサタ」から、ボナ村への無料送迎バスが出ていた。
1990年代初頭、ウブドにケチャの定期公演が始まると、送迎バスが姿を消した。
ボナのケチャが、衰退していった。
1998年、定期公演の終了。
友人からのコメント。
初めてケチャックを見たのがボナ村でした。
アグンラカバンガローから小さなバンで送ってもらって見たケチャ。
周りは真っ暗。
村の集会所みたいな感じの場所でした。
土の上にパイプ椅子だったような。
道中も、一体どこ走っているのかわからない田舎道。
自力じゃ絶対宿に帰れないという緊張もあいまって、闇の中で繰り広げられるケチャは怖いぐらいの迫力で、作り物とわかっているはずなのに、目に見えない何かを感じざるを得ない感じでした。
こんな感想が、多く届いた。
私も同感!
それから25年が経った。
2023年2月27日、復活の物語が始まった。
公演日:満月
演目:ケチャ、サンヒャン・ドゥダリ、サンヒャン・ジャラン
公演会場:ボナ村プセ寺院前道路
公演時間:午後7時〜午後8時30分
プセ寺院の背景に、満月が浮かんでくる。
今後の繁栄を期待しています。
注)サンヒャン・ドゥダリで、歌唱の一部に著作権が発生したので音声をカットしました。
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