2023年12月06日

バリ人男性の血が騒ぐ・熱気渦巻く闘鶏場!(516)

この頃、マス村のチュンパカ通りを利用するが多い。

私の下宿から、プンゴセカン村とテガス村の自動車渋滞エリアをショートカットして、マス村のメイン道路に抜けることができるからだ。

ホテルやレストランが増え、近頃繁華になりつつあるチュンパカ通りに、お世話になったバリ人・ブリオカ氏の長女がレストラン「Mai Ubud」をオープンしたのも利用する理由でもある。

南下するとT字路に突き当たる。

マス村に向けて左折すると、すぐに右手に割れ門に続く道がある。

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この日は、目的もなくバイクを走らせていた。

割れ門の奥には、ダラム寺院があることは知っていた。

祭礼の奉納芸能でチャロナラン劇を鑑賞したことのある寺院だ。

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大きな屋根の建物は、闘鶏場だった。

これが噂に聞くマス村の闘鶏場か。

以前から、年に何度か大きな闘鶏が開かれているとは、聞いていた。

中を覗くと、遥か下方に四角い土俵が見える。

4面の階段が、目の下にある。

数人の男女が、忙しそうに動いていた。

明日、朝10時から、闘鶏が開かれると教えてくれた。

出店するワルンのオーナーのようだ。





早朝の開始にちょっとたじろいだが、何年かぶりに闘鶏見学も乙かな、なんて思っている。

朝の10時は、私には早い朝になる。

昨日入場できた扉は閉ざされていた。

壁沿に奥に進むと大勢の男たちがたむろしている。

パイプ椅子に腰掛けた男が「オム・スワスティ・アストゥ」とバリ語で挨拶をして、右手を出した。

入場料金の徴収だ。

お金を払えば、堂々と見学できる。

入場料Rp50,000-を支払って建物の中に入る。

目の前では、チュキと呼ばれる博打が開帳されていた。

大勢の男が、ギャンブルに興じていた。

ギャンブルコーナー以外の3面は、各種のワルンが営業している。

朝10時、闘鶏の観客はマバラ。

今回は、意外と小規模なのかもしれない。

ゴングの音が場内に響いた。

鶏の声も騒がしくなった。

いよいよ、試合開始か。

徐々に観衆が集まり始めてきている。

鶏の入ったカゴを持つ男たちの姿も増えてきた。

ルールは、まったくわからない。

あっという間に、決着がつく。

バリ人の熱気にビックリ!

熱い男たちの世界が、ここにあった。

闘鶏場のワルンで食す、サテ・カンビン(ヤギ肉の串焼き)は美味しかった。

さすがに、この場でサテ・アヤム(鶏肉のサテ)は食べられない。

負けた鶏の肉料理は美味しいと聞く。

サテは、硬くて食べられないが、煮込みは一品だとバリ人は言う。

負けた鶏の肉は「Ayam Cundang」と呼ばれ、買うこともできるらしい。

機会を見つけて、食べてみたいと計画している。

会場を正午前に失礼した。

喧騒の中での2時間は、心地よかった。

試合は、このあと何時まで続くのだろうか?

開催期間は、3日間だと聞いている。



◼️闘鶏についての詳細は「極楽通信・UBUD / タジェン(Tajen = 闘鶏)」を参照ください。
https://informationcenter-apa.com/kb_tajen.html
posted by ito-san at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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