旅の楽しみの一つに、地元の料理を食べることがある。
料理は、その土地の文化を知るには、大切なアイティム。
旅先では旅先の料理を食べる、というのが私のコンセプト。
インドネシア全域は中華料理が主流だが、各地方にはそれぞれの食文化がある。
バリには、バリ料理がある。
祭礼時のバビグリンとラワール料理は有名だ。
ワルンと呼ばれるローカル食堂に、東ジャワ料理、スンダ料理、パダン料理、マドゥーラ島のサテ・カンビンなどの店がある。
1990年初頭、ウブドにはセンゴール(夜の簡易屋台エリア)https://informationcenter-apa.com/gt_senggol.htmlがあった。
外国人ツーリストで、毎晩賑やかだった。
短期の旅なら、地元の料理を食べて文化を知るのは大事だろうが、さすがに長期の滞在となると辛いものを感じる。
私は、半年ほどの滞在で、ローカル料理が食べられなくなった。
ローカル料理が食べられずに困った旅行者が、私の下宿に飛び込んで来るほどだった。
この頃のウブド人、日本人は皆友達だっと思っていて、私を紹介した。
そんな時には、おにぎりを作ったり、雑炊を食べてもらった。
私以外にもローカル食が立てられない人がいると知り、信念を曲げて、ウブドに「居酒屋・影武者」をオープンさせた。
影武者を開店するまでの一年間は、センゴールの「デワ・ワルン」のナシ・ゴレンで生き延びた。
日本人以外の観光客の中にも、地元料理が食べられない人もいるはずだ。
1990年代、レストランと呼ばれていてもメイン料理は、インドネシアの国民食ナシチャンプールで、ワルンより豪華な盛り付けになっているだけ。
カフェ・ワヤン、イブ・ライ、ミロズ、ムルニーズ、べべ・ブンギル、バタン・ワルなどがそうだった。
当時のウブドのレストランは、世界中から訪れる観光客に多国籍メニューをサービスしていた。
特に、ピザなどはどのレストランにもある。
その後、インド料理、ベルギー料理、タイ料理、ベトナム料理、韓国料理の店もオープンしている。
私はあまり外食しないので疎いのだが、最近は、イタリアンとピザ専門店、寿司・ラーメンなどの日本食店がブームのようだ。
トリップアドバイザーで検索すると、ウブドのレストランは、866軒ある。
そのうち76軒がイタリアンで、46軒がピザをメニューのメインにしている。
思ったよりイタリアンは少ない。
コロナ禍でオープンして、ローカルにピザの店として人気を博した、アルマ美術館正面玄関前のレストラン「Famos」。
昔々の初期は「エグザイルス」だったところ。
昨年末に看板が取り払われていて、リニューアルするのだと信じて疑わなかったが、どうやら違ったようだ。
新しい看板は「Wild Mint Ubud」になっていた。
人気ピザ店、さらにピザ・ブームになった今、なぜ閉店?と疑問が膨らんでいる。
さてさて気になる、ウブドを訪れる海外からの観光客は、どこで食事をとっているのだろうか?という課題である。
トリップアドバイザーの料理別リストは、アジア料理、カフェ、喫茶店、イタリアン、アメリカ料理、フージョン、バー、ピサ、和食、パブ、中華料理の項目に別れていた。
特に気になるのが、人口が急増加しているロシア人は、どこで食事をとっているのだろうか?
「えっ!自炊してるんじゃないかって!」
確かに、高級食材のスーパーも出店しているので、ホームパーティに明け暮れていることも考えられるね!
欧米人に知人のいない私には、調べる手立てがないので、調査はこれまで。
2023年バリ国際空港の出入国総数と上位10ヶ国を発表(12/29)では、下記となっていた。
◆入国上位10ヶ国
01位:オーストラリア 1340,190名
02位:インド 441,683名
03位:中国 284,729名
04位:イギリス 256,883名
05位:アメリカ 249,902名
06位:シンガポール 237,883名
07位:韓国 232,755名
08位:フランス 213,054名
09位:マレーシア 210,810名
10位:ドイツ 197,538名
2024年02月03日
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