インドネシアの国土は東西に広く、アメリカ合衆国の幅と同等の長さに17,000を超える島々を抱える群島国家。
その横長の国を東西に二分して、バティック&イカットの布の文化が分布する。
バリ島を含む西の島々にはイカットが、ジャワ島を含む東の島々にはバティックの伝統が残っている。
イカットに興味を持ちロンボク島、スンバワ島、スンバ島、フローレス島と巡ったことがある。
それぞれの土地に特徴があって、興味深い旅だった。
バリ島のイカットは、日本の絣模様に似ている。
インドネシアのバティックは、2009年10月、ユネスコの世界無形文化遺産に認定されて脚光を浴びている。
バティック&イカットの詳細は、ここでは説明しないので各自で学習してください。
バリはイカット文化が根付いている地域だが、近年はバティックも生産している。
今回は、バリのバティックについて取り上げてみた。
文化遺産に認定された伝統模様のバティックでなく、モダンな図柄に出会った。
染料もインディゴ、私の大好きな藍染だ。
伝統柄の良さは理解できるが、それよりも好きな色と柄が見つかったのです。
日本の伝統模様を大柄にアレンジして、キャンパス布に藍染されている。
力強い仕上がりには存在感があり、時を経て色あせたとしても、温もりを残してくれることを約束してくれているようだ。
ウブドにあるバティックの店を二軒紹介したい。
@『 IKATBATIK=イカットバティック 』
ウブドで有名な藍染の店。
モンキーフォレスト通りの南端にある。
ファサードは狭いけど、店内に入ると中庭を挟んで素敵な展示スペースが点在している。
ファブリックはもちろんだが、インディゴカラーの陶器、アクセサリー、雑貨小物がセンス良く展示されている。
品揃いも豊富で、購買意欲をそそられる。
なぜか、シンギングボールもあった。
オーナーは以前、「Gaya Ceramic And Design」でマーケティング担当として実績を積んでいる。
「なるほど!」と納得できる経歴だった。
A『 Indigo Batik Pejeng 』
こちらは、ペジェンの王族が経営する工房。
王家の後継は、村人思いの芸術家で、村人の雇用のために始めたビジネスだと聞いている
バティック制作風景も見られます。
もちろん販売もしています。
ペジェン村の王族が経営する藍染の工房「Indigo Batik Pejeng」を見学!
2024年04月09日
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