2024年08月11日

ウブドの交通渋滞を考える!(545)

2023年5月、WHOは新型コロナウイルス緊急事態宣言の終了を発表した。

世界中でコロナの蔓延し、インドネシアは海外からの人の流れが自粛された。

ウブドの観光客が訪れなくなったのは、2020年3月ころからだ。

あれから、4年。

シャッター街と化した閑古鳥の鳴くウブドに、観光客が戻り、通りに活気が出てきた。

散策する人々の姿が見え、バイク、自動車も増えてくる。

日に日に賑やかくなるウブドを見て、嬉しかった。

渋滞さえも嬉しくて、ウルウルした。


2024年8月現在、ウブドの自動車渋滞は日増しに激しくなっている。

今度は、閑古鳥だった頃のウブドを忘れて渋滞を嘆くようになる。

人間って勝手なものだ。


今回は、ウブドの自動車渋滞について考えてみた。

渋滞の原因は、いくつも挙げられる。

バリには、特有の渋滞がある。

ウパチャラ(儀礼)渋滞だ。

寺院祭礼や火葬儀礼の行列です。

これについては諦めるより仕方がないだろう。



交通渋滞の原因は、道路の車両対応がなされていないままに自動車が増えたことだ。

自動車が増えた原因は、バリ島民が裕福になったからだろう。

これは世界各地で起こっていることかもしれない。

それに加え、ウブドは特殊な原因がある。

観光地として人気が上昇続けているウブドに、大勢の観光客が訪れる。

旧態依然の道路状況に、増え続ける自動車は過密状態。

道路は、拡張できる余裕がない。

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大型バスがウブド内に乗り入れていた時期には、乗客の乗降時に渋滞を巻き起こしていた。

これは滞在する欧米人を中心にした「大型バス乗り入れ反対」運動が盛り上がり解決した。

各所に小さな看板が立ち、数件のカフェで無料ステッカーが配られた。


ウブド公設市場の新築工事にあたって、こんな妙案が出た。

大駐車場完備の市場をウブド南部のシンガカルタ村に、新設しようというものだ。

ウブド市場出店者に対する工事中の救済と、渋滞対策の一環として、観光客バスを駐車させ乗客はシャトルバスでウブドを往復する計画。

残念なことに出店者が集まらず、頓挫した。

蛇足だが、出店者はウブド内の小道(カジェン通り、アルジュナ通りetc)で露天を広げて現在に至っている。

「ウブド公設市場」2023年3月完成予定・間に合うかな!(485)
https://itosan-ubud.seesaa.net/article/497210182.html


モンキーフォレスト通り、ハヌマン通り、デヴィシータ通り、ウブド大通りが全面駐車禁止になり、渋滞は緩和されてきてはいる。

ウブド全域駐車禁止を考察する(180)
https://itosan-ubud.seesaa.net/article/456396088.html


しかし、まだまだ渋滞は続いている。

四六時中渋滞しているわけではなく、スムーズに流れている時もあるのです。

日々、渋滞の原因が違っているようだ。

朝夕には、登下校&出勤ラッシがある。

グラブ・カー、ゴーカーの普及も原因の一つだと言われる。

駐車料金を払うのを惜しんで、街中を流す車が増えているのだ。


ボトルネックになっている交差点がある。

プンゴセカン通り+ニュークニン通り、プンゴセカン通りガソリンスタンド+テガス、モンキーフォレスト通り+デヴィシータ通り、ウブド変則十字路、ウブド大通り+ビスマ通りなどだ。

ボトルネックは、交通整理の警察官が出ると、渋滞は解消される。


交差点に信号機を付ければ、という意見もあると思います。

ウブドの信号機第一号は、2001年11月設置のアンドン交差点。

二号機は同時期に、テガスの交差点。

テガスの信号機は、すぐに取り外された。

信号機だとかえって渋滞していたので撤去され、警察官による手信号になった。

それ以来ウブドには、アンドン交差点の信号機だけとなっている。


渋滞は、それぞれの原因が複合しておこしているような気がする。

駐車の車がなくなり、通りの渋滞はなくなったが、駐車場が不備なので自動車で来ている人は大いに困っている。

この問題も解決しなくてはならない。

たくさんの説があり、特定できず、解決策も見つからずです。

今回は情報過多で、いつもより更にうまくまとめることができませんでした・とさ。


ウブドの交通渋滞緩和の将来は?(79)
https://itosan-ubud.seesaa.net/article/440647554.html

ウブド全域駐車禁止?!(172)
https://itosan-ubud.seesaa.net/article/455757565.html

posted by ito-san at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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