2025年01月25日

リピーターさんからの土産本が手に入らなくなる(11)

ウブドを離れて、なにが辛いと言っても、本が読めなくなることだった。

と、心配していたが、なんと日本には公立図書館がある。

公立図書館は、地方公共団体が運営している。

もちろん、私の滞在する土岐市にもある。

無料で借りられるんですよ。


ウブドに滞在始めた1990年、これまでまったく読書に興味がなかった私が活字に飢えた。

目的もなく滞在しているので、日々、これといってやることはない。

スマホもユーチューブもない時代です。

明るいうちは、知り合った日本人旅行者とつるんでいればいい。

田舎の夜は長い。

時間つぶしに、本が必要になるのである。

ウブドに新刊書を扱う書店はない。

古本屋が数件あり、少ないが日本語も本もある。

バックパカーが置いていった本だ。

古本屋には、旅行記や精神世界系が多かった。

ウブド滞在の旅人同士で、日本から持ってきた数少ない蔵書を、回し読みした。

そんな状態なので贅沢は言わず、手元に入ればなんでも読んだ。

あっという間に、底をつく。

時々、飛行機内の新聞、雑誌、機内誌が届く。

1991年、居酒屋・影武者の開店で、日本からのお客様が本を持ってきてくれることが増えた。

影武者の本棚設置は、この時から始まった。

こうして、私の活字に飢えた時期が解消されるようになる。

当時は、バリ系の本が多かった。

おかげのバリのことをまったく知らなかった私も勉強になり、興味も深まっていった。

34年間の滞在は、皆さんにおかげです。


2009年3月21日、月一回開催の「ウブド・本の交換会」が始まった。

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月二回の時期もあり、10年100回続いた。

交換会は閉会したが、リピーターさんが届けてくれる本で、充実した読書生活が送られた。

目的を持って読んでいるのではないので、持ってきてくれるお任せの本は、選ばなくてもよいので私的にはグッドでした。

たいへん感謝しています。


これからは図書館があるので、困らないだろう。

読みたい本を探すのに苦労するだろうが、手に入らないという思いはしなくてもすむ。

とりあえず、土岐市図書館行ってきます。

人生初の図書館訪問、ドキドキする。
posted by ito-san at 17:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 土岐市に移住 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
手元に、読み終わった本とか、もう読まない本などがあるので、送り先を連絡してもらえば、本を送りますよ。
Posted by Tao-M at 2025年01月25日 19:05
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