ウブドではスクターに乗っていたが、自動車渋滞が激しくなり、老齢ということもあり走行に危険が伴うのを感じるようになった。
日本の自動車免許は、日本帰国を考えていなかったので、早い時期に更新をしなくなっている。
持っていたとしても、高齢者になって返納しただろう。
今回の日本帰国では、バイクも自動車も運転するつもりはない。
世話になった友人宅からは、歩ける範囲で行動した。
行動範囲は狭い。
住民票の作成に市役所に、何度もでかける必要があった。
市役所へは、徒歩で一時間ほど。
決して大変な距離ではないが、「時は金なり」の産業革命的なキャッチフレーズで育った団塊世代には、時間の無駄使いとなる。
バスを使ってみた。
土岐市の場合は、無料という以前の問題で、バス路線が極端に少ない。
市民バスとして、東鉄バス(東濃鉄道株式会社)が運行しているが、私鉄なので高齢者優遇パスはない。
障がい者割引はあるようです。
昭和6年に開通した駄知鉄道のバスは、郷土下石の文献に1日8往復していたと記述がある。
1乗車100円の市民バスもあるが、いつどこを走っているのかわからないほどのレベル。
これは計算違いだった。
というより、私が知らないだけで、これが日本の現状なのかもしれない。
土岐市は、盆地北部の中央線駅を中心に発展しているが、中部&南部は衰退傾向にある。
友人宅は中部にあり、バスは一路線 で1日6本。
市役所へは、06:37 07:06 08:03 10:07 15:57 17:42
帰りは、市役所から 07:29 09:29 12:24 15:19 17:04
私は行きは10:07に乗り、帰りは12:24か15:19に乗る。
土岐市駅まで足を伸ばし、2〜3時間徘徊してくる。
この料金が無料になってくれれば、嬉しいのだが。
バス路線が充実していない不便さと、市役所往復のバス料金640円が負担と感じ、自転車を買うことにした。
鉄屑屋で5000円で見つけた。
行動範囲は、格段に広まった。
丘が多いのでバテてしまうが、一時間も走ればかなりの距離まで行ける。
問題は、いつまで乗れるかということ。
体力がなくなれば、乗れなくなるだろう。
その時には、原付バイクに乗ることになるのかな?
