(2023年5月5日:WHO緊急自体宣言終了・25日日本の緊急事態宣言解除)
中国湖北省武漢市で2019年12月に発生した新型コロナウィルス肺炎(COVID19)は、想像を絶する速さで世界中に蔓延していった。
2020年1月30日:WHO・緊急事態宣言
2020年2月に入って「在デンパサール日本総領事館」からのメールが頻繁になった。
そのほとんどがCOVID19に関するニュース。
3月15日、ジョコウィ大統領は、COVID-19の感染拡大とその影響に対応するため、効果的かつ効率的な措置をとることを各政府機関に要請した。
対岸の災難は、バリ島ウブドにも影響が現れた。
海外からの渡航者入国制限のため、ウブドの観光客は壊滅状態。
長期滞在の外国人の帰国が目立ってきた。
多くの店舗が休業&営業時間の短縮を余儀なくされ、モンキーフォレスト通りから観光客の姿が消えた。
人っ子ひとりいない街は、奇妙な映画のワンシーンに似た風景だった。
3月25日、悪霊払いの儀礼「オゴホゴ」のパレードが中止された。
私は、4月1日発の長距離バスで移動する予定でいたが、地域を跨いだ移動の禁止で乗ることができなかった。
5年前、ジャワ島ボロブドゥールに移住計画を立てていたことを思い出す。
4月2日午後6時、バリ・ヒンドゥー教徒は「COVID-19の終息」を願って、島あげてのお祈りを捧げた。
(4月7日:日本政府・緊急事態宣言)
メリハリのない日常と暗雲が漂う屋外に、活力が湧かない。
外出できないだけで、これだけ生命力が奪われてしまうのか。
じわじわと感染者の足音が近づいて来ている気配がする。
大型クルーズ客船で働いていたバリ人が帰郷して、感染者が増えたという噂もある。
そろそろ、身近に感染者が出てきそうだ。
新たな動きは、ナシジンゴの露天や弁当を提供する飲食店が増えたり、凧揚げが流行ったり、ゴジェック&グラブが市民権を得たり。
不幸にもコロナで亡くなったバリ人の火葬が、村では行われなくなり専門の火葬場ができた。
3年半ほどでコロナは終息したが、悪夢の後遺症は、さまざまな形で残っている。

プンゴセカン通りマスク着用のチェックポイント+消毒

タマン村入口のマスク・チェックポイント+消毒

郵便局のビニール・ブラインド

スーパー・デルタデワタ入り口に設置された消毒ブース

スーパー・デルタデワタ店内の体温チェックと消毒

スーパー・ビンタンのレジ前ディスタンス

スーパー・ビンタンのレジ嬢のフェイスマスク

スーパー・クランディのレジ嬢のマスクとトナカイの角

ウブド大通りに出店するナシジンゴの露天