社会人になった頃からファッションに興味がなくなり、売れ残りや訳あり商品と認識していた”アウトレット”にも興味はないので、店内を覗くことはなかった。
二度目の今回は、もう少し楽しんでみようと出かけてみた。
大型アウトレット・モールは、土岐市郊外土岐ヶ丘地区にある(2005年3月開業)。
アメリカ・コロラドの美しい街並みをイメージした施設は、土岐市街の眺望が見られる丘に建っている。
敷地面積は、東京ドームの約5倍。
約3000台を収容する駐車場がある。
商業施設面積は、東京ドームの約60%に183店舗が並ぶ。
小さな街が出現していた。
この規模のショッピングエリアが近くにあれば、土岐市内で買物をする人も減るだろう。
我が町下石町の商店街に、人出が少ないのも理解できる。
目の前の風景には、常に50人ほどの買物客が行き交っている。
親子連れ、カップル、シングル、アジア系の言語も聞こえる。
ちょっとしたおしゃれをして出かけて来ているようだ。
目的の商品を購入したのだろう、おおきな袋を下げている。
表情も楽しげだ。
フードコート、トイレ、子供の遊戯場、ベンチ、自動販売機、撮影スポット、ドッグランも用意されている。
土岐市内で、こんなに人が歩いているのを見たことがない。
私には、ほとんど知らないメーカーで、知っていても興味がないので店内に入ることはない。
建物や撮影スポット、展望台などを見学して回る。
一時間ほど徘徊しただろうか、午後から真夏日になり、熱中症予防に水分を補給しようとフードコートに入る。
アイスクリームや冷たい飲み物の店には、行列ができていた。
並んでまで、飲んだり食べたり、買い物をすることを好まない私は、自動販売機を探し麦茶を購入して飲んだ。
そろそろ帰ろうと出口を探すが、さて自転車を止めた駐輪場がわからない。
出口、駐車場が何ヶ所もあり、迷子になってしまった。
30分ほど彷徨い、足が棒になった頃、やっと駐輪場を見つけた。
次回の訪問は、十年後かな。
帰宅してから、34年間滞在したウブドを考えてみた。
ガソリンをペットボトルや空き瓶に入れて売っていた店は、ポンパベンシン(=pompa bensin、ガソリンスタンドでは通じません)が出店して姿を消した。
雑貨小物を売っているワルンは、コンビニとスーパーが開店して数が減った。
発展するということは、庶民的なものがなくなると言うことか。
世界的観光地になったウブドは今、自営だったワルンは貸店舗にシフトを変えている。
借り手市場なので、家賃は年々上がっていく。
日本の地方の消極的閉店と違ってで、高収入が得られる積極的閉店だ。
発展を続けるウブドだが、大型ファミリーレストラン、大型ショッピングモール、大型リゾートホテルの進出には、歯止めをかけていると聞く。
大型ショッピングモールのウブド出店を想像して、眠れない夜になってしまった。

